習い事をやめるとき、ちゃんと辞めさせていますか?
習い事を「やめたい」と子どもが言ったら
習い事を「やめたい」とお子さんが言ってきたら、どうしますか?
・理由を聞いて、嫌なことがあるなら対処する
・やめ癖をつけさせたくないので、なんとか続けさせる
・目標を決めさせてから辞めさせる
・子どもの意見を尊重して、やめさせる
・褒めたりしながら続けさせる
・お金がかかっているから、ここまでは頑張って、と期限を決める
・もう少し頑張ってみてから無理だったら辞めさせる
などなど、様々な対応があると思います。
無理をさせたいわけでもないけど、辞めさせるのもなんだかなぁ…
というお悩みをよく聞きますが
無理をせず、かといって簡単に「やめられる」という経験にもしたくないなら
ちゃんと辞めさせてみてはいかがですか?
ちゃんと辞めさせる
キッカケはなんであれ、「やってみる」と始めた習い事を
「やっぱりやめる」とか「もうやめたい」と言い出す子もいると思います。
ディグナフェミナの教室でも、同じように
「やめたい」「もう行かない」ということがありました。
一般的には、お教室の先生方は生徒にやめてほしいなんて思ってないので
なんとか続けられるように工夫をすることが多いかと思います。
しかし、今回ディグナがとった行動は
「じゃあ、やめましょう!」です。
🙎 え😳?やめていいんですか?
「はい、やめましょう」
🙎 え?でも、まだ習い始めたばかりだし💦
やめたいからと辞めさせていたら、嫌だったら簡単に辞めれるってなっても困るし💦
「はい、そうですよね。だから、ちゃんとやめましょう♪」
🙎 え😳?ちゃんと辞める?
それってどういうことですか?
習い事を習っているのは、お子さんですよね。
では、「やめる」ということは基本的にお子さん自身のことですね。
みなさんは、お子さんが「やめる」となったとき
誰が、習い事の先生やお教室に「やめることになりました」と連絡をしていますか?
🙎 え(・・;)…だいたい、私がやっています。
そうですよね、大抵の親御さんがやっていると思います。
ですが、お子さん自身は「やめる」ということについて、何かしていますか?
🙎 いえ…やめるとなったら、そのままになっています。
そうですよね。
そうなると、親に「やめたい」「やりたくない」と言えばなんとかしてくれる
そういう成功体験に繋がってしまうということですね😊
🙎 え😳?
キッカケはどうであれ、一度は自分で「やる」と決めた、または合意をしたのですから
お子さんが途中で「やめたい」「やりたくない」となったとしても
お子さん自身が先生にその思いを伝え、「ちゃんと辞める」というケジメをつける。
そうすることで、お子さんもただ「やめたい」「嫌だ」と思ったからやめるような
変な癖はつかないと思いますよ😊
🙎 そ、そうなんですか(・_・;)?
でも、先生に伝えることを嫌がっているんですが…
お手紙でもいいですよ😊
まずは、やめたい理由を聞いてみて、それをお手紙に書いてもらってください。
もし、書かない、書きたくない!となったら、それはそれで構いません。
私たちが伝えたいことは、手紙を書くことでも伝えることでもなく
子ども自身が、自分がなぜ辞めたいと思っているのかを言葉にして
自分が一度決めたことであるということ、ただそこに変化があったことを認識し
また、習い事を習うということは、相手である先生という存在がいること
お金を払ってくれていたり、送り迎えをしてくれている親の存在があること
などなど、自分の考えや思いだけでなく、自分を取り巻く状況を把握し
そこから物事を判断したり、考えてより良い選択をしていけるよう
「やめたい」ということなのに、それすらも学びの機会にできるんだということです。
理由を明確にする
子どもの「やめたい」その理由を聞いてもらうと
最初に出ていたのは「面白くない」「やりたくない」だけでしたが
子どもの状態が落ち着いたときに、再度理由を聞いてもらったところ
「粘土は楽しいけど、教室まで行くのが嫌」→県外から通われていたのでね
「お友達と遊びたいから休んでいくのは嫌」
「教室にあったおもちゃが楽しくなかった」→待っている間、一人で遊んでもらってたのでね
などの様々な要因が絡み合ったものでした。
「やめたい!」と言っているときや、なんだか嫌な気持ちがいっぱいの時って
具体的に何が嫌で、これはいい、といったところまで聞き取れないことがあります。
もし、その時の気分で言っていただけで
「やめたい!」って言っていたのに、次の日には「やっぱり行く!」となっていたり
そんなことは子育てしていたらあるあるだと思います。
気分だけでやめてしまって、本当は行きたかった…なんて
できたら避けたいですよね。
ディグナでは、子どもの本当の気持や思い、考えを聞き出すために
親御さんにもコミュニケーションについて学んでもらっているので
子どもの「やめたい」をただ子どもの問題として解決するのではなく
親御さんにとっての学びの場へと機会をつくっていきます。
そうすることで、次に同じようなことがあったときには
親子で解決していける方法を学ぶことができますよね😊
ディグナフェミナが目指すゴールは、リーダー育成です。
いつまでも私たちのサポートがないと出来ないのではなく
親子どもに自立して、自分たちで物事に向き合い解決していける
そういう家族を育てていくことが目的なので、そこまでするの?ってくらい
親にも子にも学ぶ機会を意図的に作っているのです✨
理由が明確になると、教室で学ぶこと自体が嫌なのではなく
移動に時間がかかったり、友達と遊びたいのに予定を把握していなかったり
解決できる方法があるなら、解決してみてから再度検討することもできますもんね♪
「理由」といっても、奥が深いのです。
そこまで聞き出せる良質なコミュニケーションが必要です。
「やめたい」思いを言葉にする
子どもの「やめたい」思いや、お母さんの思いも聞いた上で
「やめたい」という思いを、子どもから先生に伝えてもらうよう話してもらいました。
しかし、子どもは「もう行きたくない!」「行かない!」と一点張り。
そこで、子どもにお手紙を書いてもらうことに。
実際に「やめたい」と言っていた子のお手紙がこちら↓
このお手紙をもらったときは、本当に嬉しかったです😊
「ゆか先生なにがすきですか?」
教えてくれてありがとう、も嬉しかったですが
何より、「やめたい!」と言っていた子が先生に対して質問を
それも先生の好きなものはなんですか?と。
やめたい、やめるつもりの子が先生に質問?
「やめます」「もうやりたくないです」だけでもいいはずなのに?
子どもなりに考えて、一生懸命書いてくれたのがよくわかります。
お母さんからは、この手紙を書いている途中に
「やめるって書いたらもう粘土できない?」と聞いてきたそうで
やっていいよと伝えたそうですが、「やっぱりやめる」と手紙を書いていたそうです。
やめていいことを伝え、手紙を書く提案をした時の表情は
ホッとして明るくなったように感じたと。
自分自身で手紙を書いたことで、気持ちがスッキリしたように感じたそうです✨
素晴らしい経験になりましたね😊
何かを諦めるとか、やめるとかいうことが何やら悪いことではなく
やめても諦めてもいいけれど、それに対して自分自身の考えや思いを明確に
自分自身で考え検討し、けじめをつけることができたなら
それはその子にとって、生きていく上で貴重な宝✨になっていくのだと思います。
「やめたい」から、嫌がっているからと安易にやめさせることをせず
私たちを信じ、ここまでやり切った親御さんの努力の賜物です✨
子どもが、「やめたい」と言ってきたら
これは学びのチャンスだ!と思って、親子で成長する機会にしてみてください😊
その後
実は、この話には続きがあるのです。
このお手紙を書いてくれた子が、その後どうなったかは?
次のブログに書きますのでお楽しみに♪
最後に
やり方がわからない、やってみたけどうまくいかないなと思った方は
ぜひ、Digna Feminaの教室やイベントに参加してみてください。
文面だけではわからないところを、実際にやっていきながら学べます♪
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