助けさせていますか?~6歳の男の子の話し~
突然ですが、あなたは
子どもに助けさせていますか?
この質問に、どういうこと?とかすぐに答えられなかった方
ぜひ、以下の話を読んでみてください。
親はみんな子どもを助けている
みなさんは、お子さんのことを助けていると思います。
ご飯作ったり、必要なものを買いそろえたり、準備を手伝ったりと
年齢によっても違うとは思いますが、親はみんな子どもを助けていると思います。
それって当たり前、というか子どもは自分で出来ないこともあったり
まだ法的にできないこともあったり、手助けが必要とする場面も多いですし
親は子を助けるのが役割の一つ、みたいなところがありますよね。
もちろん、必要以上に手を出すことではなく必要最低限の手助けをしていると思います。
ですが、ここで考えてみてほしいのは
親は子を助けているけど、子どもに親を助けさせているか?
ということなんです。
子どもが親を助ける?
そんなことまだできないでしょ。
社会人になったら…とか、大人になったら…なんて思う方もいるかと。
ですが、子どもだって親を助けたいと思っているんですよ。
お母さんやお父さんに喜んでほしい、ラクになってほしい
笑顔でいてほしい、幸せでいてほしいってね😊
でも、助けるって言ったって
まだ子どもなのに何ができるの?
年齢もあると思いますが、赤ちゃんだって親を助けることができるんです。
ほら、笑ってこっちを見てくれたり
とっても嬉しそうな顔したり、すやすやと気持ちよさそうに寝ていたり♡
それだけでも、ホッとしたり嬉しくなったり幸せな気持ちになったり
そんな経験ありませんでしたか?
それも「助け」の一種なんです😊
というお話は、また別の機会にするとして
今回は、もう少し大きい子のお話をしますね。
あなたがされて嫌なことを子どもにもしたいですか?
大きくなっていくにつれて出来るようになることも増えてきたら
子どもたちは、お母さんやお父さんのお手伝いをしようとします。
でも時にそれが、お母さんたちからしたら
え?今それしないで、危ないから💦それは置いておいてって
お母さんたちの邪魔をしているようにも思えるときもあると思うんです。
ですが、ここで考えてほしいのは
もし、お母さんたちが仕事か何かで一所懸命会社のためにと頑張っていたら
「ちょっと、なにしてるの!?」「今それしてる場合じゃないでしょ!」とか
「そんなことしなくていいのに」「余計なことしないで」なんて言われたら
どう思いますか?
なんだか悲しくなってくるし、余計なことしちゃったと自己嫌悪になったり
それを挽回しようと、また一生懸命頑張るんだけど、仕事と言う仕事も与えられず
「また!?」「もういいかげんにしてよ!」「私がするから、あなたはしなくていい」なんて言われたら…
悲しいどころか、自分は役立たずだ…とか、自己肯定感もダダ下がりで
どんどん気持ちも沈んで行っちゃったり
「なによ!もうこんなところ辞めてやる!」とか「じゃぁ、もう何もせず座ってればいいのね!」って
何もする気にもなれなくて、ただそこにいる役立たずの人的な存在になってしまう…
なんてことにも。
それが子どもにも起こっていると言ったら?
信じられないですか?
でも実際に起こっていることなんです。
「危ないからしなくていい」「まだできないでしょ」「お母さんがやるからいいよ」
なんてこと、言っていませんか?
子どもにとっては、出来るできないにかかわらず
ただお母さんたちを助けたかっただけなのに、その気持ちは受け止められず
あなたにはまだ早い、あなたにはまだ無理、そんなことはしなくていいと
否定されている気分になってしまうのです。
では、どうしたらいいの?
もう一度、社会人の話で考えてみましょう♪
次こそは!と頑張って何かをやっていたとして
「すごくよく頑張ってるよね」「意欲があっていいね♪」「ありがとう♪」って言われたら?
それができているかに関わらず、そんなふうに言ってくれたら
頑張った甲斐もあるし、とても嬉しい気持ちにもなりますよね😊
それに、もしその頑張りが違った方向に向いていたとしても
「ありがとう。でも、これを先にやってもらえると助かるわ」とか「頑張ってるね。こっちのほうも手伝ってもらえると有難いんだけど」なんて言われたら
嫌な気もしないし、手伝ったり助けたりすることに対して否定されてないから
喜んでそっちのお手伝いもしよう!って意欲にも繋がりますよね✨
さらに言うと、「君にこの仕事を任せるよ」とか「これをあなたに手伝ってほしいんだの」なんて言われたら
なんか頼りにされてるっていうか、自分が誰かの役に立てるって嬉しいし誇らしい気持ちにもなってきますよね😊✨
ほんと、子どもも同じなんです。
大人から見たら、それはいいからとかまだ早い、危ないとか
いろいろあると思うのですが、まずは子どもの「手伝いたい」「役に立ちたい」その気持ちを受け取ってあげて
その子ができることを一緒に探して、お母さんたちを助けさせてあげてください😊
そして、うんとそのことを褒めてあげてください。
「とっても助かったよ♪」「ありがとう✨」「またお願いね♪」って。
そうしたら、子どもたちはきっと
自分に自信がもてるし、なによりとっても幸せな気持ちになって
自己肯定感もどんどん上がっていくし、能力だって、もっともっと伸びていきます
よね😉
6歳の男の子の話し
ちょうど、我が家の末っ子が先日6歳を迎え
誕生日の次の日に、保育園をお休みして家のお手伝いをしてもらいました。
だって、6歳になったから彼はできることが増えたので
彼ができると思っていること、出来そうなことで、家の中のお手伝いをめいっぱいしてもらい
それが彼にとっての我が家のプレゼント🎁の一つだったのです♡
それはそれは、嬉しそうに
「うん、わかった!もう6歳だからね!何でもできるよ😊」
と、次々にそれも自分からお手伝いをこなしていき
「こうやって、積み上げていけるよ!」
「お母さん、これはどうやってやるの?」と聞いてくる場面もあり
教えると「わかった!あとはぼくがやるから大丈夫だよ。お母さんはお仕事してて♪」
と、とにかく役に立てるのが嬉しいようで
たくさんの仕事をこなして私を助けてくれました😊
「お母さん、今日はぼくがいたから助かったでしょ😊?」
「これでお母さんもお仕事はかどるね♪」
って、私にとっても最高のプレゼント🎁だったし
「そうだね、あなたがいてくれて本当に助かったよ」「とっても嬉しいよ♪」と伝えると
末っ子もとっても嬉しそうで、ふふん♪と誇らしそうな姿は、とても幸せで満ち溢れていて♡最高の6歳のスタートになりました✨
何歳からでも、助けさせることはできます。
できることからで大丈夫。できないことも、教えてできるようなら教えてあげてください。
最初は上手くいかないかもしれないけど、「助けたい」「お母さんに喜んでほしい」その気持ちはしっかりと受け取って
「ありがとう」や「その気持ちはとっても嬉しいよ」と言葉にして伝えてあげてください😊
ぜひ、お子さんにたくさん助けさせてあげてくださいね♪
最後に
ディグナの親子料理教室では
なかなかお手伝いさせてあげれてない、どうやってお手伝いさせたらいいかわからない
という方でも、お子さんがお料理やお片付けをしながら、お母さんと一緒に学べる機会をつくっています♪
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