あいつ!許さない💢と子どもが喧嘩して帰ってきたらどうする?~声かけの注意点~
友達と喧嘩して帰ってきた
子どもが学校から帰ってきて
「あいつ!明日問い詰めてやる!😡」と鼻息荒く帰ってきました。
どうしたの?と聞くと
「友達が約束破って、嘘をついた。明日、お前嘘ついたろ!って問い詰めてやる!💢」
友達との関係で何やら怒って帰ってきた子ども。
こんな経験ありませんか?
私は、長男が小学3年生くらいから
友達関係で喧嘩して帰ってくることもでてきました。
そんなとき、どう対応するのが子どもにとって一番いいのだろうか?
過保護や過干渉でもなく、子ども自身で問題を解決できるようにするには?
そんな視点で、日々子どもたちと関わってきて、良かったと思う方法をお伝えしますね😊
あたななら、どう対応する?
以前の私なら
①「そんな怒らんでも」となだめる。
②「それ酷いね!そんなヤツとは遊ばなんでいい!」と寄り添う。
③「あなただって、約束破ったり嘘をついたりする時あるやろ?」と言う。
④「わかる!お母さんもそんなことあったよ」と自分の過去の話から気づかせる。
⑤「あなたが何かしたんじゃない?」と本人のしたことに注意を向けさせる。
⑥「相手の気持ちになってみたら?」と言う。
⑦「問い詰めたりするのは良くない」と諭す。
⑧「もう忘れなさい」と言う。
⑨「まぁまぁ、これでも食べて元気出して♪」と気持ちの切り替えを促す。
⑩子どもの喧嘩だから何もしない。
まだまだあるけど、以前の私はあれこれ試していましたが
うまくいったりいかなかったり、様々でした。
ですが、私の子育てにおいて
子どもにどんな人になって欲しいか?という視点を持つようになってからは
この関わり方が変わっていったのです。
「自分のことも、相手のことも考えて、行動ができる人」
この視点で考えたときに、どんな対応をしていくことで
自分のことも大切にし、相手のことも考えて、最善の行動ができるのか?
それは、とても簡単でした。
子ども自身が怒りのあまり冷静さを失っているので
そもそも正しい判断で物事を考えて選択するなんて無理な状況です。
まずは、子ども自身に考えるスペースを作ってあげること。
とにかく話を聞く
実際には何をしたのか?
とにかく、子どもの話を聞きました。
👦 「問い詰めてやる!💢」
🙎 それほどのことがあったんだね。
👦 「うん、だってね、あーでこーで…この前もそうだったし!」
🙎 なるほど、前も同じ事があったんだね。
👦 「そう!マジで最低やん!💢もうあいつとは遊ばん!!」
🙎 そうか、それでそんなふうになってるのね。
👦 「明日ぜったい問い詰めてやる!!💢」
🙎 そうか。それで、あなたはどんな気持ちになったの?
👦 「え?ムカつく💢」
🙎 ムカついたんだね。
👦 「マジ腹が立つ!💢」
🙎 腹も立つよね。で、本当はどうしたかったの?
👦 「え?遊びたかった」
🙎 そうだよね、遊びたかったよね。
👦 「うん」
🙎 友達は何で嘘なんかついたんだろう?
👦 「お母さんと出かけるん遊べんくなったって言いよったのに、他の友達と遊びよった!💢」
🙎 そうか、友達はお母さんと出かけるから遊べんっていいよったのに、他の友達と遊んでたんだ。
👦 「うん、だけんあいつ嘘つきやん!」
🙎 そうか。それで、あなたは友達には聞いてみたの?
👦 「え?聞いてない。だって、友達と遊びよったの見たもん!」
🙎 なるほど。友達と遊んでたのを見たんだね。
👦 「うん」
とにかく、子どもの話を聞いていくと
少しずつ怒りの度合いも落ち着いていきました。
子ども自身が考える機会をつくる
そうなってきたら、今度はいろいろとこちらからも話をしてみます。
🙎 その時、声掛けんかったと?
👦 「え?うん。だって嘘ついとうけん」
🙎 なるほどね。その子は、あなたと遊びたくないから嘘ついたの?
👦 「そうと思う…」
🙎 そうか。それって本人から聞いた?
👦 「聞いてない」
🙎 なるほど。本人から聞いてないなら、それが嘘かどうかってわかると?
👦 「え?…いや、でも遊びよったもん!」
🙎 うん、そうやね。遊びよったね。で、あなたと遊びたくないって言いよったと?
👦 「いや、言ってない」
🙎 そうか、言ってないんやね。そしたら、もし友達が嘘をついてなかったとしたら
どんな理由があったと思う?
👦 「え?…わからん」
🙎 そうね、その子じゃないけんわからんよね。でも、もしそんなことがあったとしたら?
👦 「え~…もしかしたら、お母さんがなんか用ができて出かけんようになったとか」
🙎 なるほどね。そういうこともあるかもね。そしたらどうかな?
👦 「う~ん、そしたら公園に行って友達がおったら遊ぶかも」
🙎 うんうん、そういうこともあるかもね。その時に、それを誰かが見たら?
👦 「あいつ、出かけるって言いよったのに嘘ついとるって思うかも」
🙎 そうね、そう思ってしまうかもね。
👦 「…」
🙎 じゃぁ、明日学校で友達に会ったら問い詰める?
👦 「え?…いや」
🙎 なるほど。問い詰めないのね。
👦 「うん」
🙎 じゃあ、どうする?
👦 「う~ん、なんで昨日は○○君と遊びよったと?って聞いてみる」
🙎 うん、いいね♪それならどう?
👦 「うん、喧嘩せんでもいいかも」
🙎 そうだね😊いきなり問い詰めてたら、もし勘違いの時はしなくていい喧嘩になってたよね。
👦 「うん、そうやね!」
🙎 今、どんな気分?
👦 「うん、スッキリした!」
🙎 そう♪良かったね😊
👦 「じゃあ、遊びに行ってきま~す!」
と、長男は遊びに行ってしまいました😅
私がやったのは、ただ子どもの話を聞いて、落ち着いてきたのを見計らって
子どもの話の中で、疑問に思ったことをただ質問しただけです。
声かけの際の注意点
そのときに気をつけてほしいことは、否定評価をしないこと。
うっかり、否定評価をしてしまうと
子どもにとって親が見方ではなく、敵に見えてしまうこともあり
心を閉ざしてしまうので、ここは重要なポイントです。
話しを聞く時は、「うんうん」と返事をしたり
「そうなんだね」と子どもが言っていることを理解したよと伝えるだけです。
そして、余裕ができたときに質問ですが
ここでも、質問が尋問にならないように注意すること!
また、尋問ではなくてもあからさまな誘導になってしまわないように。
あくまで、子ども自身が客観的に出来事を振り返られるようにするだけです😊
経験が宝となる
そうすれば、この経験が子ども自身の知恵となり
次に同じようなことが起きたときには、この経験をもとに
自分も相手のことも考えた行動がとれるようになっていきます♪
ただし、1回でできるとは限らないので
この繰り返し、経験の積み重ねが大切になります。
ですから、何気ない日々の行動や生活の中で
子どもたちに考える機会を与えるということが
子どもたちの未来に役に立つ能力を育んであげることに繋がるのです✨
ぜひ、子どもの話をたくさん聞いてあげ、考える機会をつくってあげてください😊
最後に
子どもたちに知恵となる経験をさせたい!
子どもの話を上手に聞く方法が知りたい!
尋問にならないような質問力をつけたい!
という方には、会話のキャッチボールがおすすめです✨
実際にボールを投げながら、コミュニケーションを学ぶので
その後の会話の質が変わります!
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